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2009年8月1日(土)、「足尾植樹体験」が栃木県足尾で開催しました。
日本4大銅山の1つであった足尾。今は閉山されていますが、明治時代に日本最初の公害を起こしたことで有名なところです。公害によって、木が育たなくなり、100年前からの植樹活動によって、ようやく半分の緑がよみがえりつつあります。
そんな足尾で、私たちも緑の回復に貢献しようということで行ってきました。
最初にこれまでの植樹の経過について説明を受け、はげ山と植樹後3年の山を見比べ、その違いの大きさを実感しました。私たちは、「ガマズミ」という苗木を植えました。まだ50cm程度の苗木ですが、この木々が数年後どのくらい大きくなっているのか楽しみです。
植樹のあとは、松木川沿いにドライブし、松木村跡を見てきました。跡??そうです。公害によって松木村に住んでいた人々も移転せざるを得なくなったのです。かつてここに住んでいた人々の暮らしを想像し、公害の大きさを肌で感じることができました。
みんなが口々に心配していたのが、川に魚が戻ったのかどうか?
環境学習センターの見学で、センターの職員に尋ねたところ、川にも魚が戻っているとのこと。足尾が、かつての公害の町ではなく、緑豊かで水がきれいな町になりつつあることにホッとしました。中学生の時に足尾に行かれたことのある参加者が、久しぶりに足尾の山を目にし、「昔の山は茶色だったのに、緑になっている!」と驚いていたことも印象的です。
一度失われた緑によって、川の魚も失われ、人々の暮らしが成り立たなくなる。そして、緑を元通りに回復していくことの困難さ。
足尾のそんな教訓を、私たちは未来の世代に伝えていかなければと実感することができた1日でした。
環境コーディネーター:廣瀬彩奈
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